ダイアモンド

いつの間にか葉桜の季節となってしまいましたが、各地ではいかがでしょうか?

さて、4月の誕生石といえばダイアモンドです。

宝石の王様といわれ、誰もが知っているダイアモンドには、

実は、こんな心温まるエピソードがあります。

 1456年、オランダにベルケムという一人の宝石職人がいました。

彼はとても腕のいい職人でしたが、貧しく、足が悪い少年でした。

そんな彼が恋をしてしまってのは、よりにもよって雇い主の娘さん...

彼は自分のことを考えると、とても言い出せる筈もなく、

ただただ思いを募らせるばかりの日々...

そんなある日、彼は思い切って雇い主に彼女を妻に・・・と願い出るのです。

雇い主は、そんな彼の純粋な気持ちに心を動かされるのですが、

貧しい彼のもとに娘を嫁がせることには、いささか不安がありました。

しかし、腕のいい職人である彼を思うと無碍にも断れず

“もしダイアモンドを磨くことが出来たら...”と無理難題を持ちかけたのです。

ダイアモンドさえ磨けたら、彼女と一緒に暮らせる・・・

彼はその日から一生懸命考えるのでした。

そして、ついに“地上で最も硬い鉱物は、やはり一番硬い鉱物で磨けばいい”そう、

ダイアモンドをダイアモンドの粉で磨くことを思いついたのです。

その後、彼の恋が実ったのは言うまでもなく、さらに一流の宝石職人となりました。

ダイアモンドを磨いて、光り輝く宝石にしたのは、“ダイアモンドの粉”ではなく、

“純粋な愛”だったのかもしれません。

きっとあなたにも、幸せなストーリーはやって来るはずです。




 

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